教育・研修

教育・研修

教育目的・目標

教育目的・目標

教育目的

病院・看護部の理念を実践できる専門職として、質の高い看護サービスを提供できる、やさしさと思いやりのある看護師を育成します。

教育目標

  • 専門的知識、正確な判断・技術を習得し、根拠を持った看護実践能力の向上を目指します。
  • 看護職の倫理綱領に基づいた行動ができる、豊かな感性と人間性を養います。
  • 患者・家族を中心とした、チーム医療における看護師の役割を認識した看護を実践できる能力を養います。
  • 看護実践に活用できる研究能力を養います。
  • 看護職業人として自覚を持ち、組織の一員として自律した行動ができる人材を育成します。

看護師特定行為研修

チーム医療のキーパーソンとして、対象のニーズにタイムリーに応えることができる看護師を養成します。湘南東部総合病院では、2021年2月22日 研修機関として指定されました。

特定行為研修指定研修機関指定証はこちら

【2023.3.6更新】2023年2月22日より新たに4区分承認されました。指定証はこちら

看護師特定行為研修とは

特定行為とは、診療の補助であり、看護師が手順書により行われる行為です。

2015年10月1日より、「特定行為に係る看護師の研修制度」が制度化されました。

特定行為研修は、看護師が手順書により特定行為を行う場合に特に必要とされる実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能 の向上を図るための研修です。

湘南東部総合病院における特定行為研修について

超高齢化の進展、労働力人口の減少などにより、医療を取り巻く環境が大きく変化する中で、2040年には高齢化率が35.3%まで上昇し、医療ニーズがピークを迎えると推計されています。地域に貢献する病院として、毎年、計画的に特定行為研修修了生を輩出し、当院でジェネラリストとして当たり前に働く看護実践能力の高い病院・教育力のある病院づくりを目指しています。

基本的理念

「人を尊び、命を尊び、個を敬愛す」ふれあいグループの理念のもと、チーム医療のキーパーソンである看護師が、患者の身体を統合的に判断し、高度な臨床実践能力を身につけ、地域包括ケアシステムの推進者として、急性期から在宅医療に至る幅広い医療現場で、臨床実践を担う自立した看護職を育成します。

研修の目的
  • 多様な臨床場面において、病態の変化や疾患を包括的にアセスメントする能力を身につける。
  • 多様な臨床場面において必要な治療を理解し、ケアを導くための基本的な能力を身につける。
  • 多様な臨床場面において患者の安心に配慮しつつ、必要な特定行為を安全に実践する能力を身につける。
  • 問題解決に向けて多職種と協働する能力を身につける。
  • 自己研鑽に努め、臨床の現場の変化に柔軟に対応できる能力を身につける。
  • 多様な臨床場面において、各区分の特定行為を行うための知識・技術及び態度の基本的能力を身につける。
  • 多様な臨床場面において、医師からの手順書による指示を受け、実施の可否の判断、実施及び報告の一連の流れを適切に行うための基礎的な実施能力を身につける。

開講するコース(在宅・慢性期領域パッケージ)

区分 特定行為
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 気管カニューレの交換
ろう孔管理関連 胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換
創傷管理関連 褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 脱水症状に対する輸液による補正
腹腔ドレーン管理関連
(2023年度追加)
腹腔ドレーンの抜去
(腹腔内に留置された穿刺針の抜針を含む)
創部トレーン管理関連
(2023年度追加)
創部ドレーンの抜去
動脈血液ガス分析関連
(2023年度追加)
直接動脈穿刺法による採血、橈骨動脈ラインの確保
術後疼痛管理関連
(2023年度追加)
硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整

キャリアアップ支援

「めざす看護師」を実現するために、ふれあいグループ内の教育機関を活用した支援が受けられます。

キャリアアップ支援

認定看護師について

<制度の目的>

特定の看護分野における熟練した看護技術及び知識を用いて、あらゆる場で看護を必要とする対象に、水準の高い看護実践のできる認定看護師を社会に送り出すことにより、看護ケアの広がりと質の向上を図ることを目的としています。

認定看護師は特定の看護分野において、以下の3つの役割を果たします。

  • 個人、家族及び集団に対して、高い臨床推論力と病態判断力に基づき、熟練した看護技術及び知識を用いて水準の高い看護を実践する。(実践)
  • 看護実践を通して看護職に対し指導を行う。(指導)
  • 看護職等に対しコンサルテーションを行う。(相談)

(日本看護協会より)

認定看護師ってどんな看護師?

当院所属の認定看護師

透析看護 認定看護師 井上 美津子

認定看護師1

プロフィール

入職年 2005年
所属部署名 透析センター
出身県 神奈川県

<透析看護 認定看護師の役割>

  • 腎臓病の進展予防、腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植、保存的腎臓療法)選択支援
  • 生活・療養支援、合併症予防
  • 専門知識を活かした安全・安楽な質の高い透析治療の提供など

院内の腎不全看護(保存期・透析)ケア技術向上を図る為に看護師、看護補助者対象に勉強会を不定期ですが開催しています。

患者様がその人らしく、生きがいや生活目標をもって、より良い生活が送れるよう支援しています。

保存期から透析まで、透析を導入されない患者様へのケアなど関連部署と連携しながら活動しています。

<勉強会・講演等でお話しできる内容>

慢性腎臓病に関する事(保存期) 腎代替療法

透析関連の指導(シャント管理・カテーテルケア・食事指導など)

透析を行う患者様の身体・心など 透析に関連する内容全般

慢性心不全看護 認定看護師 宍戸 唯

認定看護師2

プロフィール

入職年 2012年
所属部署名 3B病棟
出身県 神奈川県

<慢性心不全看護 認定看護師の役割>

  • 安定期、増悪期、終末期の各病期に応じた生活調整及びセルフケア支援
  • 心不全増悪因子の評価およびモニタリング

心不全や循環器疾患患者さんへの再入院防止とQOL向上のための指導に力を入れています。

また、ご紹介いただいた患者さんの入院後の様子や病状経過を含めた情報を共有するために、近隣病院への訪問や訪問看護師との同行訪問も行っています。

病院内では、看護実践の質の向上のために研修会講師として看護師教育にも携わっています。

<勉強会・講演等でお話しできる内容>

心不全・循環器領域に関すること全般、心電図、コミュニケーションなど

精神科 認定看護師 下嶋 悠介

認定看護師3

プロフィール

入職年 2015年
所属部署名 精神科病棟
出身県 神奈川県

<精神科 認定看護師の役割>

  • すぐれた看護実践能力を用いて、質の高い精神科看護の実践
  • 精神科看護における相談・指導・知識の発展への貢献

精神症状のある患者さんやせん妄、認知症の周辺症状に対するケアについての指導・助言に力を入れています。

また、認知症(リエゾン)医療チームとして認知症看護認定看護師とともに月に2回の院内ラウンドを行っています。

病院内では、研修会講師や後世の育成のために臨床実習指導にも携わっています。

<勉強会・講演等でお話しできる内容>

精神疾患・精神症状に関すること全般、認知症の中核症状・周辺症状に関すること全般、せん妄に関すること全般、職場でのメンタルヘルス、コミュニケーション、自己理解と他者理解、看護理論を用いたアセスメントなど

認知症看護 認定看護師 浅見 直宏

認定看護師3

プロフィール

入職年 2008年
所属部署名 回復期リハビリ病棟
出身県 神奈川県

<認知症看護 認定看護師の役割>

  • 認知症の各期に応じた療養環境の調整およびケア体制の構築
  • 心理症状の緩和・予防

認知症や認知症の疑いがある患者さんへの対応や環境調整についての相談対応や指導を行っています。

また、院内の認知症ケア技術向上を図る為に看護師、看護補助者対象に勉強会を定期的に実施しています。

毎月2回精神科認定看護師と連携し病棟ラウンドを行い、対応困難な患者さんへの対応の助言や指導を行っています。

<勉強会・講演等でお話しできる内容>

認知症の病態生理、BPSDについて、認知症の方への対応、アセスメント、コミュニケーション方法、環境調整、せん妄患者の対応など

感染管理 認定看護師 片石 剛史

認定看護師3

プロフィール

入職年 2015年
所属部署名 感染対策室
出身県 神奈川県

<感染管理 認定看護師の役割>

  • 医療関連感染サーベイランスの実践
  • 各施設の状況の評価と感染予防・管理システムの構築

院内の感染管理活動に重点を置いて活動しています。

医療関連サーベイランスの実施により、当院における感染の評価を行い、必要に応じて指導やマニュアルの改善などといった介入を行っています。

感染対策チームや抗菌薬適正使用支援チームの中で、ラウンドを実施し職種横断的な介入も行っております。

<勉強会・講演等でお話しできる内容>

手指衛生、個人防護具等の使用、標準予防策、経路別予防策について等

認定看護師の1日の業務の流れ

慢性心不全看護 認定看護師の場合

出勤

申し送り後に入院患者の情報収集や病棟内ラウンド

看護部調整会議

空床状況の確認や緊急入院の受け入れ体制についての情報共有

コンサルテーション依頼の確認

病棟内管理業務

管理業務を行いながら、部署内外のコンサルテーションに対して即時対応を行う

金曜日/月1~2回

特定行為研修 修了看護師として褥瘡対策チームの褥瘡回診に同行し、必要時デブリートメントの実施や軟膏・被覆材の提案、処置方法の提案を行う

お昼休憩

病棟内ラウンド

スタッフ教育や患者教育を兼ねて病棟内ラウンドを行う。適応患者がいれば患者指導も行う

病棟内管理業務

管理業務を行いながら、部署内外のコンサルテーションに対して即時対応を行う

会議出席・研修講師

病院内、看護部内の会議出席や看護部研修会・特定行為研修の講師や実習指導を行う

毎週火曜日

呼吸サポートチームのカンファレンス運営や人工呼吸器ラウンド時の人工呼吸器設定の提案、離脱試験の実施を行う

看護部報告

病棟内管理業務

病棟内巡視・管理業務を行いながら部署内外のコンサルテーションに対して、即時対応を行う。また、適応患者の患者・家族指導を行う

退勤

循環器・血液・一般内科の看護課長 兼 特定行為研修 指導者として勤務しています。
病棟管理及び特定行為研修の管理を行いながら、多職種チーム活動や病棟内スタッフの指導、患者・家族の指導を行っています。

慢性心不全看護 認定看護師[写真]

透析看護 認定看護師の場合

出勤

会議出席

自部署の目標管理を発表し院内で共有します。

責任者(管理者)業務について

透析センターの運営管理の部分です。スタッフ調整や他部署との連携、地域や他病院との連携調整などを行っています。毎月の運営会議や部署の目標管理(PDC)会議に出席しています。

透析センター業務

機能別看護方式です。役割に応じて業務を行います。月毎の受け持ち患者の指導やフットチェック・フットケア・指導を行います。秋頃よりリハビリテーション科と透析中の運動療法も行っていきます。

透析センター業務について

透析の開始・終了業務が主ですが、治療中には患者への指導(シャント・食事・生活など)やラウンド回診(医師/看護師/臨床工学技士)で患者のベッドサイドを回りながら治療のこと心配なことデータのことなどを話し合います

休憩(45分)

透析センター業務 返血業務・午後クールの患者対応など

認定看護師としての活動

CKD保存期患者の対応、医師より依頼があった場合や介入が必要な場合に療法選択説明や管理指導などを行います。勉強会を行うこともあります。

透析看護認定看護師の業務について

CKD患者支援(療法選択や指導・患者相談対応など)看護師支援や勉強会の開催、看護学校へ講師、自己研鑽、チームメンバーの一員としての実践や指導

記録・資料作成など

業務終了

透析センターの責任者として管理業務・日々の看護業務・透析看護認定看護師として活動しています。

透析看護認定看護師[写真]

活動報告

認定看護師に関するお問い合わせ、勉強会・講演の依頼

湘南東部総合病院 看護部 担当:3B病棟 宍戸

TEL:0467‐83‐9111

E-mail:y-shishido@fureai-g.or.jp

受付時間 月曜日〜土曜日 午前9時〜午後5時

地域活動支援

看護部では、地域連携室と協働で当院主催の看護の日のイベント、地域の運動会や健康講座等に積極的に参加し、地域の方々に対しての健康教育啓蒙活動に取り組んでいます。成人病の講習・BLS講習を行ったり、実際に血圧測定や血糖測定、健康相談などを行っています。 いろいろな機会に地域の方々とかかわり、市域支援病院としての役割を果たして行こうと努力しています。

地域活動支援1
地域活動支援2

復職支援

看護の現場から離れ、職場復帰を考えている人を対象に復職支援研修を開催します。 結婚や子育てなどでブランクがある方はもちろん、まだ働く予定がなくても勘を取り戻しておきたいという方の参加も歓迎します。 病院の雰囲気を肌で感じることで、復職への不安を軽減し、職場復帰できるようお手伝いいたします。

日時 随時募集中
対象者 看護師・助産師免許を持っている方
内容
  • 看護概況・院内見学
  • 感染管理・医療安全・看護記録
  • 看護技術(採血・点滴静脈注射・輸液ポンプの取り扱い・血糖測定 他
復職支援

復職支援についてお問いわせ・お申し込み

湘南東部総合病院 看護部 大瀧 宛

TEL:0467‐83‐9111

E-mail:m-otaki@fureai-g.or.jp

受付時間 月曜日〜土曜日 午前9時〜午後5時

看護学生臨地実習

看護実践能力を備えた質の高い看護職の育成の為、看護学実習を充実させる体制を構築しています。

指導者育成の支援や実習段階毎の実習項目と達成目標を明確にして看護部全体に周知するなど、組織体に関わることで、効果的実習が出来るよう支援を行っています。

看護学生臨地実習1
看護学生臨地実習2

お問い合わせ

📞 0467‐83‐9111

受付時間 月曜日〜土曜日 午前9時〜午後5時